栄光のナポレオン―エロイカ (1) (中公文庫―コミック版)
池田 理代子   中央公論社   中央公論社  
フランス史の概略がつかめます。
フランス革命後の動乱の時代が描かれています。
ベルバラ感覚で読み始めましたが、もっと大人の感覚で落ち着いて読もうと思わせました。
(作画がたぶん宮本えりかさんに変わり、ベルバラからすぐ読み始めると違和感がありますが、すぐ慣れました。)
漫画ならではのフィクションも交えられていますが、フランス史の概略やこの時代に雰囲気を掴めます。
(ナポレオンが不器用だけどかっこいいんですよね。)
周囲の人物も盛りだくさん
当人ナポレオンのみではなく、
彼に影響を与えたり取り巻く人物満載の楽しい作品です。
初期では総裁のバラス、
そして生涯かかわったと言える曲者のフーシェとタレイラン
何といっても”タレイラン”の暗躍ぶり 見事に描かれています。
まるで海外のドラマを観るよう。
なかなかこういった濃い作品は少ないのではまりました。
ナポレオンてこんな人
ナポレオンを知らない人はもちろんいないと思うけれども、実は何をした人なのか私は(恥ずかしながら)
あんまりわかっていませんでした。
池田理代子の描く歴史物はどれも、出てくる人間についての描き方が深くて好きだったので、
ナポレオンについても読んでみようと思いました。

歴史の勉強では教えてくれないナポレオンという一人の人間について、とても興味深く描かれています。
彼の行ったいろいろな偉業も、失敗も、この人間性あってのことなのだなあと思いました。
彼を取り囲む登場人物もよいです。
池田理代子はすごい!
子供の頃、読んだ「ベルバラ」。私がフランスと言う国に興味を持っているのはベルバラのお陰です。高校のときに世界史を勉強したものの、ベルバラの時代以降のことをあまりよく覚えていませんでした。そこで、このマンガをアマゾンで見つけて購入したのですが、おもしろい!漫画だから、読みやすいのはあたりまえですが、池田理代子さんの歴史観、洞察力は優れてると思いました。ベルバラに出てきたアランやロザリーがでてきて、親近感がもてるし、彼らの言葉が、池田理代子さんや当時の一般の考え方だったのでしょう。


オルフェウスの窓 (1) (集英社文庫―コミック版) オルフェウスの窓 (1) (集英社文庫―コミック版)
池田 理代子   集英社   集英社  
自己犠牲の精神
オルフェウス伝説をベースに描かれた歴史ロマンで、絢爛豪華なベルばらに比べれば地味ですが、舞台はドイツ、オーストリア、ロシアと広がり、重厚で読み応えのある内容が魅力の作品です。
主人公3人の魅力もさることながら、この作品には、愛する男性に尽くす女性が何人もでてきます。その中でも、クラウスの兄の恋人アルラウネは美しく聡明で行動力もあり、すてきな女性です。
冒頭はドイツのレーゲンスブルクの男子校での学園生活と、ユリウスの裕福だけれども幸せではない家庭が詳しく描かれています。ここで、投げ出さずに、ぜひ先を読んでください。
途中から大きくストーリーが展開し、魅力的な女性が多く登場します。

少女漫画の隠れた最高峰
以前、知り合いのバンド野郎に『オルフェウスの窓』を数巻貸したところ、バンド仲間に回し読みされてなかなか返って来なかった。本書はそんな大傑作である。
池田理代子は、いわゆる「24年組」と呼ばれる一群の少女漫画家たち(大島弓子、萩尾望都、竹宮惠子etc)と比較して、批評的にいささか位置が低いような印象がある。
しかしそれは不当だ。
赤毛漫画は山とあれど、西洋を舞台にしてこれほど堂々とサマになり、「内面のファンタジー」を超えたの西洋を描き出すことに成功し、しかもこれほど格調高かった漫画を私は知らない。
本書の特に第一部(レーゲンスブルク編)は、絵の魅力、キャラの造形、ストーリーテリングの力、感情の真実性、歴史と時代の迫真性、言語の調子の高さ、全てにおいて、少女漫画の最高峰に立つ大傑作だと思う。少なくとも、私はこれ以上の到達を見たことがない。ユリウスがレーゲンスブルクを去る頁からは、壮大な交響曲が響いてくるようだ。瞠目するほどの詩的高揚感だ。
池田理代子、威風あたりを払う。
第一部でこれほどのレベルを達成した後、さすがに以降の物語は苦しい。調子が少しずつ落ちていくのである。いや、徐々に「少女漫画」でなくなっていくというべきか。ロシア編におけるヒロインはかなり存在感がない。「歴史」に魅せられた物語のこれもまた運命か。
ミーハーに転じると、池田理代子は男性キャラが滅茶苦茶カッコイイ。ロシア編では肝心のヒーロー・クラウスが弱いのだが、代わりに恋敵のユスーポフ侯爵が超カッコイイ。ボリシェビキの闘士はヒロインは得るが帝政ロシア将校に男ぶりで負けるのである(哄笑)。

ちなみに本書のロシア革命観はほとんど共産党の回し者だ。今回読み返して、池田理代子よ、半藤一利の『ソ連が満洲に侵攻した夏』を送ったるぞっ、と思わなくもなかったが、それもこれも大傑作だからいいのだ…と普通なら許せない部分さえ許せるくらいの秀逸な漫画である。

人間の本質をえぐり出す大歴史&恋愛作品
池田理代子さんの作品で、私はこれが一番好きです。
全編を通して、登場人物はかなりの数にのぼりますが、
どの人もとても魅力的。
数ページしか登場しない人でさえも、印象深く残ります。
台詞も詩的で美しく、ため息がでます。

そしてドイツ、オーストリア、ロシアと
かわりゆく舞台、歴史的事件をおりまぜながら、、
もう神技としか言いようがありません。
いや、神ですね。。まさに。
何度読みながら鳥肌が立ったことでしょう。

扱ってる題材が革命というだけあって、
色々な悲劇がちりばめられていますが、
これもただのハッピーな少女漫画と違うところです。
愛の狂気と崇高さ、いろんなキャストを通して
恋愛の本質をえぐり出しています。
恋愛だけでなく、国への愛。
現代を生きる私たちにとって、
革命はただの昔物語のように感じるかもしれませんが、
実際、どれほど多くの人が、どれほどの想いをして人生を生きたのか。
ひしひしと感じます。

この作品のメイン舞台である、
レーゲンスブルクを訪れる機会があったのですが、
そこかしこに彼らが今も生きてるかのようでした。
この生々しさ、
やはり著者の力量を感じざるを得ません。
とにかく素晴らしいです。


そして、オチに唖然。無情。

例に漏れず『ベルばら』読後、“音楽学校の伝説の窓で出会った三人の男女の悲恋!”
ということで、大いなる期待を持って手に取りました。
そして、オスカル似のユリウス(しかもまた性別を偽っている!)、
不遇な生まれながらピアノの才能に恵まれた黒髪のイザーク(かっこよく化けそう☆)、
ワイルド系+なんだか謎を感じさせる学校一のバイオリニスト・(フェルゼン似の)クラウス。

オスカルは男性的な画も多かったですが、ユリウスは表情が女性的で美しく、
また個人的にはイザークの、アンドレ的変貌とユリウスとの恋に期待を寄せました。

最初は少女漫画的要素てんこ盛りですが、主人公が殺人を犯すことによる暗さは
結局ラストまで、そして本人も最後まで拭えず、最期はその報いを受けます。

序盤からドンドン増える登場人物。そしてドンドン死ぬ、死ぬ。
名前と個々の人間関係とその終焉は、何度も読み直さなければ記憶に留め切れません。

構成の都合上、3人はランダムに登場しなくなる時期があり、
連載で読んでいた読者は痺れを切らしただろうと苦笑。
それだけに、それぞれが再登場するシーンは、また鳥肌モノです。

そして、やはりロシア革命の下りは、作者の苦労はどれほどだったろうかと想像します。

ベルばらと比べると、恋愛・悲恋というよりサスペンス的な要素もあり、また後味もよいとは言いきれない結末でもあるので、
そういった意味では期待を裏切られるかも知れませんが、絶対に読んでおくべき!
と同時に、咀嚼できずに手を出したことに後悔しながらも何度も挑戦したくなる作品ですね。
ベルばらフアンから見たオルフェイスの窓。
私は前半があまり好きではないんです。何故かというと、ダラダラと、ありとあらゆる人達の恋の話しが多すぎて、なんだか、ヒッチャカメッチャカという印象を持ちました。私は前半よりも後半の方が好きなのです。日本人にはあまり馴染みのないロシアが出て来て、最初は違和感を覚えましたが、これをきっかけにフランス革命程ではありませんが、ロシアの歴史にも興味が湧きました。第三部からはベルばらのようにノンフィクションとフィクションの世界が展開されていきます。特にレオ二ード.ユスーポフ候は素敵で恋してしまいました。あの目が素敵だ!! ベルばらではフランス革命がストーリーのメインですが、この漫画はロシア革命、そしてドイツ、音楽がメインのストーリーです。まあ一度は読む価値ありかも。

ベルばらKids 3 ベルばらKids 3
池田 理代子   朝日新聞出版   朝日新聞出版  
是非『スケバン刑事kids』も読んでみたいなあ。
 いよいよエンジン全開の兆しを感じさせる“ベルばら新喜劇”第3幕!!

 今回もオスカル&アンドレの迷コンビ(ボケとツッコミ)ぶりは元より、加齢を気にするばあや(マロン・グラッセ)や『ベルばらkids』のなかで唯一、原作とキャラが変わらないおてんば娘ル・ルー、実在の歴史上人物であるルイ16世の日本の国技(大相撲)と錠前作りの趣味にこだわるずっこけぶりやマリー・アントワネットの周囲を巻き込む天然ボケぶりに大爆笑しました。

またオスカルとアンドレの関係から見ると
 「オスカルの料理」「こわくないから」では、オスカルに対するアンドレのときめきが、
 「わたしは無力だ」「うらやましい恋」「食べるなら」では、アンドレに対するオスカルの思慕が感じられました。

 『ベルサイユのばら』の物語自体、悲劇的な内容であるために現在4コマで復活したことで原作とのギャップも相俟って面白さが倍増しており、原作とは違った新たに魅力的な内容である。
 そうした意味でも個人的には、『ベルばらKids』のように、和田慎二先生の手で描かれた『スケバン刑事』4コマを是非とも読みたいと思いました。『ベルばら』同様、少女漫画史に歴然として輝く名作であり、悲劇的な内容もさることながら主人公・麻宮サキや神恭一郎、好敵手・海槌麗巳といった強烈な登場人物など『ベルばら』と共通していることから、同じく原作とのギャップが相俟って面白い内容になると思うのですが……。


太王四神記―コミック版 (3巻) (『1週間』COMICS) 太王四神記―コミック版 (3巻) (『1週間』COMICS)
池田 理代子   講談社   講談社  
一番分かりやすいガイドブック!
3巻はいよいよ大人になったところから。

ドラマを最終回まで観た今、
池田先生のエピソード組み替えも納得。
こちらのほうが確かに自然な流れと
思えるくらいです。
もちろんドラマ本編でカットされた
エピソードも掲載!

お話は第6話までです。

コミック版 太王四神記 1巻 (1週間COMICS) コミック版 太王四神記 1巻 (1週間COMICS)
池田 理代子   講談社   講談社  
思ったより良かったです。
想像していたより良かったです。
テレビ放映ではちょっと理解しにくかったことも
漫画ならすんなり。登場人物の細かな心理なども
きちんと読み取れ納得できました。

続きが気になるけど・・
1300円以上って高いですよね。続きを買おうかどうしようか
迷うところですが、やっぱり買ってしまいそう。(苦笑)

読みやすく分かりやすいガイドブック
・・なんですが、四聖獣の神秘性いまいちでした。人物の表情も主要三人惹かれる表情も無く。でも、話の流れはシンプルで分かりやすいし流石だなと思いましたが作画があっさりとしすぎて神秘性と躍動感が伝わってこず感情移入できませんでした。(S.Hの北条司氏とか良いのにな)感情より概要重視。すんなり読めたからドラマの1話を見逃した方など良いガイドブックになると思います。一応、ベルバラファンでしたし青竜チョロもどうなるか興味があるし・・期待込めて星三個。
ドラマが難しいと感じたらコレ!
このコミックスが一番分かりやすいガイドブックです。
「ゲームとかやったこと無いから、いきなり朱雀だの玄武だの
云われても・・・」という方、
ドラマが難しいと感じてイマイチ自分が
「話についていけてないのでは・・・」という方、
ちゃんと分かってるハズだけど、いろいろな説に
惑わされている気がするテサギ廃人の方(笑)

読後は話が整理されて頭スッキリですよ!
掲載は1話の内容です。
2巻以降に期待
原作本ということなので、ドラマ1回分が1冊くらいの割合になっているのでしょうか。ちょと今までの池田先生の作品とは表現やコマ割りが違うのでとまどいました。
もともと、ドラマも第1話はプロローグなので、今後に期待!というところです。

コミック版 太王四神記 4巻 (1週間COMICS) コミック版 太王四神記 4巻 (1週間COMICS)
池田 理代子   講談社   講談社  
一番わかりやすいガイドブックを超えたコミック!
いよいよ物語が始まってきました。

スジニに大変なことが起こっています!
そして池田版ホゲは今後どうなるのでしょう!

この辺りは政治的にいろいろな話も
動き出しています。
密会の内容や罠の意味、
しっかり頭に入っていますか?
コミックスで分かりやすく復習も
おススメです。

お話は第9話まで。


オルフェウスの窓外伝 オルフェウスの窓外伝
池田 理代子   集英社   集英社  
オルフェウスの窓外伝について
 母に影響されて、池田理代子先生の漫画に夢中の中学生です。
 オル窓は、壮大な歴史のドラマと登場人物の多彩なところが面白いです。 とくに第1部と第3部がミステリアスで面白い。
 でも、この物語には、第2部を読んだ後で気になっていたキース坊やのその後が描かれていて、びっくり!
外伝がありました!
中学から高校にかけて夢中で読んだ「オルフェウスの窓」。
本編で身分違いのためと悲恋となったイングリットとアントン。しかし、アントンはイングリットの生まれたばかりのキースをさらってしまいます。この外伝はその後のアントンとキースの物語。
本当の父子ではないけど、この二人の間には信頼と愛に満ちた絆がしっかりとあります。もちろんキースは本当の父と信じています。
アントンは事実が露呈するのを恐れつつ、いつもキースのためを第一に考えています。が、ついに・・・
「オルフェウスの窓」は主要な人物だけでなく、周りの人物の人間関係なども深く織り込んでいて物語に広がりがあり、読み応えも十分あります。この外伝もその傾向にはあるのですが、1冊にまとめられているためか、物足りなさを感じました。もっと、深い内容を期待しました。また、絵がところどころ粗い感じがあってとても残念!
でも、この外伝の存在によって、イザークの息子ユーベルやユリウスがロシアで身を寄せていたユスーポフ候の妹ヴェーラ、弟のリュドミールのその後なども読んでみたくなりました。
窓よ・・・・・
この外伝は、本編第2部で行方不明になった'キース'坊やのその後の話です。
オルフェウスの窓、レーゲンスブルク、クララ、イザーク、モーリッツなどなどを絡ませた物語です.
「オルフェウスの窓」ファンにとっては、”外伝”というだけで、手にとって見たくなる物.
あの懐かしい世界が広がっています.

星が三つなのは、話として短いせいか、本編で盛り込まれていた、美しさや深みに今ひとつ足りないものを感じたのと、個人的にはユーベル、バックハウスのその後など音楽的要素をもっと取り込んで欲しかったからです.


コミック版 太王四神記 2巻 (1週間COMICS) コミック版 太王四神記 2巻 (1週間COMICS)
池田 理代子   講談社   講談社  
キャラデザインで変わる世界観
 やっぱりベルバラの世界を思い出させるキャラクターです。タムドクは良いとしてスジニ、ヒョンゴはまるで別人。チュムチにいたってはいっこうに出てくる気配がない。特に残念なのがヨン・ホゲ・・あの高句麗戦士ホゲが金髪の貴公子になっている。どうみても西洋人にみえてしまうのは私がベルバラ世代だからでしょうか。ドラマの印象を引きずって買うと綺麗だけど迫力がないので残念な結果になるかも。なぜ星が3かというと話しに無理がないから。詰め込みすぎとかなくて・・読み物としてすらっと読めたから。やはりキャラクターデザインは重要ですね。恋愛ものが好きな人だったら買って損はないかも。
一番分かりやすいガイドブック!
一番分かりやすいガイドブック2巻。

ドラマエピソードの組み替えなどが行われ、
よりキャラクターの行動が分かりやすく、
納得が行くようになっています。
ドラマ本編ではカットされているシーンも
掲載されているんですよ!

お話は2話から4話中盤まで。

天の涯(はて)まで―ポーランド秘史 (2) (中公文庫―コミック版)
池田 理代子   中央公論新社   中央公論新社  
学習漫画
「祖国ポーランド」の求心力も基盤も精髄も思い知らせてくれないまま終わりました
もっとも当時 実際その程度だから国がなくなったのでしょうか
ドヴォルザークのスラヴ舞曲 スメタナのわが祖国聴く方が
東欧らしさは伝わってきます
ポーランド史に出会えて、よかった。
「ベルバラ」でフランス革命に興味を抱いた人も、この本を読んではじめてポーランド史について知った人も、池田文学を読めばかなり歴史通になれるはず。それだけ史実に忠実に描かれているし、堅い歴史本より面白く読めます。
大国にはさまれ、各国に分割され、翻弄されてゆくポーランド。主人公ユーゼフに思い入れもあり、祖国がなくなってしまう悲しさにともに胸を痛めました。地図上のポーランドが、遠い国に思えなくなっただけでも、読んでお得な一冊。

47歳の音大生日記 (中公文庫) 47歳の音大生日記 (中公文庫)
池田 理代子   中央公論新社   中央公論新社  
憧れの池田理代子さんのエッセイ
言わずと知れた「ベルサイユのバラ」「オルフェウスの窓」などの作品を書いた劇画家の池田理代子さんが自らのキャリアを捨て、最難関といわれる東京音大を受験しみごとに合格を果たし、4年間の学生生活を送る顛末が書かれています。学生生活の間にはパートナーとのご結婚もあり、家庭でのエピソードも楽しく綴られています。「私に才能があるとすれば、それは努力する才能。人の何倍だって努力するという言葉が印象的でした。「努力すれば夢は絶対かなう。」そんな池田さんの思いが伝わってきます

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