50の生えぎわ (中公文庫) 50の生えぎわ (中公文庫)
泉 麻人   中央公論新社   中央公論新社  
ネタの使い回しが結構ある
この人のエッセイはほとんど読んでいますが、最近ネタの
使い回しが多くなったような気がします。
慶大時代の広告研究会の葉山のキャンプストアーの話や
キャンディーズの解散コンサートの「タカノハナ〜」の話
は、確か別の本でも読んだ記憶があります。
エッセイストなら、やっぱり同じネタは二回は使って欲しく
ない。コラムニストとしては、おそらくこの人の右に出る
人はいないのは誰しも認めるところですが、昔ほどエッセイ
に切れがなくなった感じがします。
ただ、昔の自分も切手を収集していて、同じケネディスタンプ
クラブに入会していたので、そこは妙に懐かしく感じました。


お天気おじさんへの道 (講談社文庫) お天気おじさんへの道 (講談社文庫)
泉 麻人   講談社   講談社  

シェーの時代―「おそ松くん」と昭和こども社会 (文春新書) シェーの時代―「おそ松くん」と昭和こども社会 (文春新書)
泉 麻人   文藝春秋   文藝春秋  
読み物としてはどうか?
おそ松くんを 題材にして昭和を振り返るという作品。
おそ松くんを題材に、その当時の生活文化を細かく端端と掘り下げていく本です。
資料的な意味合いが強く、読み物としてはどうなのかな。
自分はあまりおもしろく無かったです。

赤塚不二夫に合掌!(「シェー」よりは「これでいいのだ」の世代として)
 読んでる最中に赤塚不二夫が死んでしまい... 泉麻人的にも、「今、書いとかなきゃ」ってのがあったのかもしれない。しかし泉麻人は引き出しが多いなぁ。雑文書きゃみんなコラムニストなんだろうけど、この人の場合、データベースがすごいよね。しかもそれって他人様の「情報」をどうこうするんじゃなくって自らの「記憶」が源泉になってるところがすごい。まぁあたりはずれはあって、この本なんかは割と「はずれ」のほうではあると思うけど... 記録としては貴重だと思うけど、作品としては面白くないかな。ただ、おそ松くんのリアルをまったく知らない、いまの世代には意外に新鮮かも。ここら辺は難しいんだけどね。今の時代だと、ネットとかオマージュ本とか通して、自分が生きていなかった時代のリアルを情報として収集できちゃうところがあると思うわけ。でも、そうして収集した情報って、やっぱ極端に走っちゃうっていうか、実体とズレちゃうとこもあるんだよね。松田優作とか尾崎豊の神格化なんて、やっぱ、ちょっと違和感あるもん。もちろん優作は当時もカリスマだったけど、「ブラックレイン」まで尻あがりに順調で死ななかったらどんだけの俳優になってたか!!って感じでもなかったわけでさ。やっぱピークは太陽とか遊戯とか探偵まででしょ。ちょっと話がずれちゃったけど、赤塚不二夫も、泉麻人の7つ下の世代にとっては、もうけっこう「終わってた」んだよね。もちろん、小学生低学年で買った「まんが入門」の著者は手塚でも石森でもなく赤塚不二夫だったし、バカボンの単行本は買いそろえたけど、もう作品が実験のための実験、みたいになってて正直しんどかったし、時代はまんがから劇画に向かってたしね。
 でも、この本、ちょっと上の世代の目から、おそ松くんを通して、実によく時代を読み取っていて、なかなか楽しめたことも事実。どんな素材でも一定のレベルに仕上げる著者の力量はさすがだね。

新・東京23区物語 (新潮文庫) 新・東京23区物語 (新潮文庫)
泉 麻人   新潮社   新潮社  
   1985年に『東京23区物語』を書いた泉麻人が、2001年という世紀の変わり目を機に出した「改訂版」。しかし東京の変化はめまぐるしい。「その間にバブル経済は崩壊し、牛丼の値段は下がり、お台場タウンが発生し」、けっきょく本書は、ほぼ全面が書き直された形となった。千代田区から始まって江戸川区まで、区ごとに分かれた短い23の章立てで、ちょっとした空き時間に読みやすい。

   1つの章の中では、さらにいくつかの地区に細かく触れている。日本橋の気質、中野の気質、ニコタマの気質、といったその地区特有の空気や人々の気質を、多少の誇張を加えつつ、おもしろおかしくカテゴライズしていく。社会科の教科書をまねた、ですます調の文体もおかしい。

   高度成長期の丸の内のサラリーマンたちが昼休みに屋上で興じたバレーボールのブームが去った理由、あるいは、六本木の夜遊びの変遷、などといった歴史的視点に立っての興味深い記述も多い。

   本書は、ある程度東京に詳しい人の方が、きっと楽しんで読めるだろう。自分の住む地区、自分の職場がある地区の記述を読んで、苦笑しながらうなずいたり、思わず反論したくなったり。反対に他の地区の記述を読んで膝をたたいたり、あるいは、かつての東京の風俗の記述を読んで懐かしさをおぼえたり。旧作の『東京23区物語』と読み比べるのもおもしろいかもしれない。(岡田工猿)
東京23区ガイドの本
2000年頃の東京23区それぞれの特徴について面白く書かれています。
筆者の観察力の鋭さを感じることができます。
今読んでも当てはまることが多く、それぞれの区の特徴についてよく観察されていると感じました。
東側の区より中央から西側の区についての記述が詳しくなっています。
東京に初めて住んだ人のガイド本としても使える部分もあります。
リアルな東京ガイド
2001年の著書ですが、今読んでも十分笑えます。

第3弾として2008年版か2009年版?をぜひ期待してます。
万人受けする東京23区イメージ的解釈の手引き
 
 雑誌やテレビで活躍中の著者らしく、複雑で混沌としたわかりにくい東京を、何よりも多くの人に紹介することを目的とした本と思われる。

 著者は少なくとも東京に関しては非常に博識だと思われるのに、深入りせず、自説を主張せず、少々皮肉を込めた解説調で通しているあたりは万人受けを目的としたテレビ業界人の体質であろうか。

 おかげで奇をてらわない標準的な東京各所のイメージを理解することができ、街を歩くと「なるほど」と納得してしまうのである。
笑えるねえ
3年前に東京に転勤になった際、タイトルが気になり購入しました。
はっきりいって土地勘がなかったので、情景はあまり浮かばないながらも、
「あるある」と思わせるするどい観察力と独特な表現に電車で思わずにんまりしたこと多々です。
この夏、改めて読み返すと、共感をもってまた笑わせてもらいました。

著者の得意な場所とそうでない場所が、力の入れようで分かりますが、
現代版カジュアル風土記、やはり東京だから成立する本でしょう。
さまざまな再開発が竣工している今日、ぜひ新々版を刊行してほしいです。
相変わらず,冴えた洞察力!!
旧版は,3年前に東京転勤になった際,東京概論として非常に役に立った。一万分の一マップ片手に読破したものだ。
常に変化しているトーキョー,そろそろ新しい版が欲しい,と思って旧版レヴューに書いた直後にこれを見つけた。なんというタイミング。早速注文し,読み終えた。

3年間過ごしてフムフムとうなずけるようになった点あり,さすが!と思わせる新情報あり,また,相変わらずやや斜に構えた分析が鋭い。
新々,全新,改定,完全改定etc.・・・ぜひ定期的に更新していって欲しいものだ。


バスで田舎へ行く (ちくま文庫) バスで田舎へ行く (ちくま文庫)
泉 麻人   筑摩書房   筑摩書房  
ローカルバスの旅をしている筆者がうらやましくなりました
多忙な現代人にとって、飛行機や新幹線はよく利用しても「ローカルバスの旅」はしたくとも出来ない手段だと思います。鄙びた辺境の土地への憧れは、皆持ちつづけていますが、実際に行くとなると躊躇しますし、希望だけで終ってしまうのが普通でしょう。

そのような人達のためにも、この本は、「田舎へ行く」ことの喜びを誌上で体験させてくれるものです。本の帯にあるように「こんな旅こそ贅沢だ~!」は同感です。

第5章の「京のどんづまり 茅葺き宿の地鶏の味」は、私の地元の京都なのですが、行ったことがなかっただけに本当に興味深く読みました。加茂川の源流の里とも言われている広河原、久多、葛川という辺鄙な土地にとても魅力的なお宿があるのに感心しました。

残念ながら、この本に記されたような旅は当分の間、出来そうにありません。
今はただ、本を読みながら見たされない思いを、想像の世界へと運んでもらうことにします。
贅沢なバスの旅
この本を読んでいたら、私は小さい頃の家族旅行を思い出しました。家族旅行で目的地に行く時、国鉄(その当時)に乗り、バスに乗り換えたのでした。現在の私の家族旅行は、JR(旧国鉄)とバスによる交通手段から車にとって代わりました。
ところで、この本は著者のバスに対する「こだわり」がエッセイとなっています。北海道から鹿児島(種子島)までのバスの旅が扱われています。素朴な写真がついているから内容が引き立つのです。
1つ、高知県馬路村のユズのことが話題になっています。以前、馬路村特産のユズのジュースを飲みました。おいしかったです。元気がでてきました。
バスで田舎に行くことは懐かしく、それでいて田舎のバス停にバスがなかなか来ない。結局、バスで田舎へ行くことは贅沢な旅であるかもしれません。


キサナドゥーの伝説 キサナドゥーの伝説
泉 麻人   文藝春秋   文藝春秋  

泉麻人の東京・七福神の町あるき 泉麻人の東京・七福神の町あるき
泉 麻人   淡交社   淡交社  

なぞ食探偵 (中公文庫) なぞ食探偵 (中公文庫)
泉 麻人   中央公論新社   中央公論新社  
奇食ではない
 2003-04年に『読売新聞』に連載したエッセイをまとめたもの。
 東京都内を中心に、町で目に付いた「なぞ食」にチャレンジしている。なぞ食とは、「ドイツ風ライス」「ソイ丼」「ゼリーフライ」といった、ちょっと正体の分からない食べ物のこと。
 それをいちいち食べ歩き、正体や味について教えてくれる。なぜそういう名前になったのか、どんな発想から生まれたのかなどもカバーされており、面白い読み物となっている。
 本書に取り上げられているのは、奇食や下手物ではない。ちゃんと美味しいけど、なぞの食べ物ばかり。
 いくつか、食べてみたくなるものもあった。
 著者本人によるイラストにも味がある。
おいしそう
ちまたのB級グルメ案内になっています。読むと、ここに行って一度食べてみたいと思います。やさしい語り口で、心が温かくなるほのぼの感がまた良いです。メニューの」イラストも気持ちをほんわかとさせてくれます。お店の場所もわかるし、実用書としても使えます。また、店主のメニュー開発秘話や、メニューの名前の由来のうんちくも語られ、「へえー」と思わされます。どこからでも気軽に読めるし、肩のこらない本です。
え、何これ常識を打ち破る食べ物の名前
80食以上の変わった名前のメニューがズラリと並んでいます。一つのメニューに見開き2頁分のコメントと泉麻人のイラストが載り、料理を紹介しています。この中のメニュー何品か実際に食べに行っておりますが、正にこの本の通りです。軽く読み下すには面白いと思います。
IZUMIワールドへようこそ!
名前だけではどんなものか想像できない「なぞ食」に果敢に挑戦!いわゆるB級食モノとも一味違う食のガイド本。泉麻人の観察力に同調できるなら、あなたもIZUMIワールドにどっぷりはまります。添えられたカラーの自筆のイラストもいい味出してます。

東京ディープな宿 (中公文庫) 東京ディープな宿 (中公文庫)
泉 麻人   中央公論新社   中央公論新社  
カップルで
まだまだ東京の穴場は沢山あります。カップルだけで使える空間。ラブホだけではなくビジネスホテルやブティックホテルも沢山あります。きっと2人だけの空間作りに役立ちます。
もうひとつの東京宿泊ガイド
 東京に泊まる、となれば超高級ホテルから駅裏のビジネスホテルと選択肢は無限大。しかし、そんな世界とは別の宿泊所が東京にはまだ点在している。

 地元からも忘れ去られた宿に「泊まることを」目的に泉麻人がチャレンジする。著者独特の目の付け所が面白い。


なつかしい言葉の辞典 (SB文庫) なつかしい言葉の辞典 (SB文庫)
泉 麻人   ソフトバンク クリエイティブ   ソフトバンク クリエイティブ  

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